イーロン・マスクによるX(旧ツイッター)の買収により、プラットフォーム上での誤った情報や検証されていない主張が増加している。デジタルヘイト対策センター(CCDH)の報告書によると、283件の誤った選挙関連投稿のうち209件が、修正なしに22億回以上の閲覧数を記録した。ワシントン・ポスト紙も調査を行い、ユーザーによる報告に頼る「コミュニティノート」機能が、誤った情報を制御する上で効果的ではないことを発見した。
ワシントン・ポスト紙の調査では、ドナルド・トランプ元大統領がオハイオ州スプリングフィールドでハイチ系移民がペットを食べていると主張した虚偽の主張が、修正なしにX上で広く拡散した。マスク自身のアカウントも「コミュニティノート」提案の対象となっているが、カマラ・ハリス副大統領の操作された動画を含む投稿は、修正なしに1億3660万回以上の閲覧数を記録している。
Xの製品担当VP、キース・コールマンは、投稿に「コミュニティノート」が付いた場合、投稿の共有が60%減少し、投稿の削除が80%増加することを示す以前の学術研究を引用して、「コミュニティノート」機能を擁護した。しかし、CCDHはマスクのアカウントで虚偽の投稿を監視し続けており、マスクとXに対する批判を繰り返している。
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X’s Community Notes feature has one job, and it’s failing to do it
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