ベネチア国際映画祭でオスカー・アイザックとジェイコブ・エロルディが、自由奔放な解剖学者とその創造物としてメアリー・シェリーの物語を、監督ならではの紛れもないビジュアルスタイルで派手に再構築して主演している。
ギレルモ・デル・トロは、人間を創造しようとするグロテスクで不自然な試みについて、その身体的な奇妙さでショッキングな映画を作った…しかし、それは彼の『ピノキオ』の実写版の話だ。今回デル・トロは、メアリー・シェリーの偉大な小説の、派手だが観るに値する新しいバージョンを脚本・監督し、オスカー・アイザックを解剖学者で情熱的な自由思想家ヴィクター・フランケンシュタインとして、ジェイコブ・エロルディをその創造物として主演させた。もちろん、過去の首のボルトや大きなフリンジ状の前髪はなく、他の俳優(ボリス・カーロフ、ピーター・ボイル、ロバート・デ・ニーロ)による描写と比較するなら、この象徴的な人物は、絵のように美しい義肢の傷跡にもかかわらず、かなり魅力的であることに最も近づいたと言えるだろう。
科学者と怪物の壮大なブロマンスであり、二人はどちらも上品なイギリス訛りで話す。怪物の声は『エレファント・マン』でのジョン・ハートを思わせる。この映画のビジュアルスタイルは完全に独特で、紛れもないデル・トロらしさがある。それは、美しく、精巧なイメージの連続であり、無限に正確な時代風のディテールで装飾されている。深みのあるフォーカスだが、同時に奇妙に奥行きがない、ハイテクのステンドグラスやビクトリア朝の書物の図版のようなものだ。その豪華な美しさは、原作への、そして映画自身への敬意を強調しているが、私にとってはホラーのエネルギーを妨げている。グロテスクな描写があっても、この映画は実際の悪趣味に踏み込むことをしない。それは、フランケンシュタイン的なテーマに関する、素晴らしく、はるかに興味深い映画であるヨルゴス・ランティモスの『哀れなるものたち』とは対照的だ。
www.theguardian.com
Frankenstein review – Guillermo del Toro reanimates a classic as a monstrously beautiful melodrama
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