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ベンジャミン・マルコヴィッツ著『残りの人生』オーディオブックレビュー – ひねりの効いたアメリカンロードトリップ

「落ち目の結婚生活と低迷するキャリアを捨て、オープンロードへと飛び出した法学教授の、人生半ばの葛藤を描いたブッカー賞候補作。 『われらの残りの人生』の冒頭で、ニューヨークの55歳の法学教授トムは、末の子を大学に送り届けたら妻と別れるつもりだと語る。トムとエイミーは30年間連れ添ってきた。トムは自分たちの結婚生活を「Cマイナスの結婚」だと考えており、12年前にエイミーが不倫したことで修復不可能な亀裂が入ったと思っている。そして娘のミリアムをピッツバーグの大学に送り届けた後、彼は運転を続け、過ぎ去った青春を求めて旧友やかつての場所を訪ねる。 ベンジャミン・マルコヴィッツの12作目の小説で、今年のブッカー賞にノミネートされた本作は、ミランダ・ジュライの高く評価されている『All Fours』と、中年期の不満を探求するという点で対になる作品と見ることができるだろう。トムは自分の人生の信頼できる語り手ではないが、たとえ彼が露骨な自己欺瞞に陥っている瞬間でさえ、それでもなお魅力的な主人公である。」
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The Rest of Our Lives by Benjamin Markovits audiobook review – an American road trip with a twist
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