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プログラマーが宇宙衛星でDoomを起動

アイスランド人プログラマーが、欧州宇宙機関(ESA)のOPS-SAT衛星、つまり高度なコンピューティングのための「飛行実験室」で、驚くべきことにゲーム「Doom」を動かしました。この偉業は、1993年の古典的なシューティングゲームが、搭載されたARMプロセッサで軌道上で動作することを示しました。OPS-SAT衛星は、通常の宇宙船よりも実験的で高性能なコンピューティングハードウェアを搭載していました。Olafur Waage氏は、すでに稼働していたUbuntu 18.04 LTSシステムとの互換性から、オープンソース版のChocolate Doom 2.3を利用しました。Doomの移植は、宇宙ハードウェアとミッションコントロールの制約に合わせてコードを適応させるという挑戦でした。宇宙でのソフトウェアのアップデートは困難であるため、Doomの移植の容易さは成功の鍵となりました。チームは当初、ログエントリを通じてゲームの動作を確認しました。視覚的に確認するために、ゲームの火星のスカイボックスを、衛星が捉えたリアルタイムの地球画像に置き換えました。衛星写真とゲームの限られたカラーパレットを使用してゲーム内の背景を作成するには、大幅な調整が必要でした。地球の画像をゲームに正常に統合できたことで、Doomの実行が成功したことが確認されました。Waage氏は、ゲームが完璧に動作し、そのシームレスな統合を強調したと結論付けました。
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Programmer Gets Doom Running On a Space Satellite
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