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COVIDロックダウン以来最大の輸出減少、5月の米国貿易赤字が予想外に拡大

5月の米国商品貿易赤字は予想外に拡大し、966億ドルに達した。これは、86.1億ドルの予想を上回った。この拡大は、パンデミック以来最大の輸出減少によるもので、179.2億ドルまで5.2%減少した。この輸出減少は、原油を含む工業用品の急落が主な要因となった。一方、輸入は275.8億ドルでほぼ変わらなかった。なお、これらの数字はインフレーション調整されていないことに注意する必要がある。第一四半期の輸入増加は、トランプ大統領が課した関税に対応するために米国企業が商品を備蓄したためであった。しかし、この関税対策は現在終了している。5月の赤字拡大は、貿易が第二四半期の成長に寄与する程度が当初予想よりも少なくなると示唆している。最新の数字が出る前の連邦準備理事会アトランタ支部のGDPNow推計では、純輸出が第二四半期のGDPに2%以上寄与すると示していたが、最新の貿易赤字数字はこの推計に影響を与える可能性がある。全体として、貿易赤字は第二四半期の成長に予想よりも小さい影響を与えることになると考えられる。
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Biggest Export Decline Since COVID Lockdowns Unexpectedly Widens US Trade Deficit In May
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