ロシュ社は、食物アレルギーに対するゾレアと経口免疫療法(OIT)を比較したNIH主導のOUTMATCH試験から肯定的なデータを発表しました。このヘッド・ツー・ヘッド試験では、ゾレアの方が優れており、OITと比較して、試験の中断につながる有害事象が少なかったことが示されました。ゾレアにより、より多くの患者が大量のアレルゲン性食品を摂取できるようになりました。予備的な第3相データは、ゾレア治療後にアレルゲン性食品を摂取できる可能性を示唆していますが、成功率はアレルゲンによって異なります。牛乳、卵、小麦では、ピーナッツやナッツ類と比較して、成功率が高くなっていました。第3相の食事導入段階では、アナフィラキシーを含む有害事象が報告されました。この研究は、食物アレルギー治療薬としてのゾレアの有効性を示しています。ゾレアは、食物アレルギーのある患者のアレルギー反応を軽減するためにFDA承認されています。この知見は、2025年のアメリカアレルギー・喘息・免疫学会(AAAAI)年次総会で発表されました。この研究は、食物アレルギー治療に関するさらなる研究の必要性を強調しています。
roche.com
Phase III study shows Xolair may be more effective with fewer side effects than oral immunotherapy for the treatment of food allergies
