集計値に隠されたもの:EU労働力参加率の循環性
我々は、EU地域における労働力参加率の景気循環的な反応を成長ショックに対して推定する。我々は、2000年から2020年までの15カ国と114地域を対象としたEU労働力調査のミクロデータに対し、シフトシェア操作変数法と局所投影法を用いる。労働力参加率の総量は驚くほど回復力があるが、これは米国で報告されている景気循環的な参加率とは明確に対照的である。しかし、この回復力は顕著な人口統計学的な異質性を覆い隠している。男性の参加率は著しく低下する一方、女性の参加率は安定しており、これは産業間の分離と追加労働者効果を反映している。若年労働者は最も持続的な反応を示し、その影響は最大8年間持続し、人的資本の侵食によるヒステリシスと一致する。教育水準の低い労働者と非ネイティブ労働者は、不均衡な雇用コストを負担する。これらの発見は、総量的なスラック指標が、金融、財政、構造政策に関連する重要な分配的側面を見落としている可能性を示唆している。