米国の控訴裁判所は、ホワイトハウスが関連するAP(アソシエイテッド・プレス)に対する禁止令の一部を維持することを決定したため、APのアクセスを制限することとなった。この裁判の結果、ジャーナリストの言論の自由に関する先例が設定されることを懸念する報道の自由擁護者たちは心配している。APはこの裁判の結果に失望を表明し、オプションを検討している。ホワイトハウスはこの裁判の結果を勝利として、APが特別なアクセスを保証されていないと主張している。APはトランプ政権に対し、イベントへのアクセス制限について訴え、第1修正条項の違反を主張していた。ホワイトハウスは、APが「メキシコ湾」を「アメリカ湾」に変更しなかったため、禁止令を出したと主張していた。裁判官は当初APの申し立てを却下したが、第1修正条項の保護を理由に後にAPの勝訴を認めた。トランプ政権は控訴し、現在の裁判に至った。この控訴裁判所はオーバル・オフィスなどの小規模なスペースは第1修正条項の保護の対象にならないと判断した。一方、ホワイトハウスは、イースト・ルームのような大きなスペースに対するアクセスをAPに許可しなければならないと判断した。
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Appeals court allows White House AP ban to continue
