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Linux 4.xシリーズで最後にサポートされたカーネルであるLinux 4.19が、ついにサポート終了に達する

Linuxカーネル開発者のGreg Kroah-HartmanがLinuxカーネルメーリングリストで発表したように、Linuxカーネル4.19はEOL(サポート終了)に達しました。このカーネルブランチは6年以上前にリリースされ、325回のメンテナンスアップデートを受け、最後はLinux 4.19.325でした。カーネル4.19シリーズでは、初期のWi-Fi 6サポート、EROFSファイルシステム、ユニオンマウントファイルシステムの実装が導入されました。Kroah-Hartmanは、このカーネルブランチは終了し、もはやサポートされていないと述べています。その証拠として、このカーネルリリースには983個の未修正のCVEが存在すると指摘しており、これは必要な修正をバックポートする人がいないという信号です。この数値には、kernel.orgでは追跡されないハードウェアに関するCVEは含まれていません。Kroah-Hartmanは、今後数年間にわたってサポートされる6.12.yなど、より新しいカーネルに移行するようユーザーにアドバイスしました。4.19カーネルシリーズは長い寿命でしたが、移行する時が来ました。ユーザーは、必要なセキュリティ修正を受け取るために、新しいカーネルにアップグレードする必要があります。EOLの発表は、企業がカーネルサポートに関する声明を事実で裏付けることの重要性を再確認させるものです。
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Linux 4.19, the Last Supported Kernel of the Linux 4.x Series, Finally Reaches EOL
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