ロシュはAAICで有望なアルツハイマー病のデータを発表し、この疾患に対する包括的なアプローチを披露しました。トロンチネマブの第Ib/IIa相試験では、迅速かつ強力なアミロイドプラークの除去が示され、参加者の91%がアミロイドPET陰性になりました。ARIA-Eのような有害事象は5%未満と低く抑えられました。早期症候性アルツハイマー病を対象とした第III相試験、TRONTIER 1および2は2025年に開始される予定です。さらに、ロシュは前臨床アルツハイマー病を対象とした追加の第III相試験の計画も発表しました。Elecsys pTau217血液検査は、アミロイド病理に対するPETスキャンと同等の、単独の診断法としての可能性を示しました。この血液検査は、診断へのアクセスを大幅に改善し、診断までの時間を短縮する可能性があります。ロシュの取り組みは、アルツハイマー病の早期発見と治療を目指しており、病気の進行を遅らせたり、予防したりする可能性があります。同社の広範な研究は、開発中の医薬品と先進的な診断法に及びます。この二重アプローチは、アルツハイマー病の生物学における主要な推進因子を標的として、より効果的な介入を目指します。
roche.com
Roche presents new insights in Alzheimer’s disease research across its diagnostics and pharmaceutical portfolios at AAIC
