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実際に進んでいるネオム・プロジェクトの一つ:とんでもなく巨大な宮殿

サウジアラビアの巨大都市開発プロジェクト「ネオム」は、遅延と費用超過に陥り、プロジェクトのキャンセルやオリジナルビジョンの縮小を余儀なくされている。最近の内部監査では、管理陣が投資家に対して費用見積もりを上昇させるために、意図的に財務操作を行っていた証拠が明らかになった。このプロジェクトは、サウジアラビアの経済を石油から技術と観光に移行させることを目指しており、110マイルの「垂直都市」と他の未来的な居住地を含んでいる。ただし、必要な500億ドルの公的・私的資金を集めることができていない。 新しい衛星画像では、サウジアラビアの統治者モハメド・ビン・サルマンが所有すると思われる巨大宮殿複合施設が明らかになった。この宮殿には16棟の建物、4つのスイミングプール、ゴルフコースが含まれている。この宮殿は、ネオム地域にある王室の5つの宮殿の1つである。ビン・サルマンは、ネオムとそのサブプロジェクトの董事会議長を務め、建築上不可能と思われる選択を承認している。プロジェクトの財務実態は、豪華な宮殿や華やかなレンダリングと対照的に、暗いものとなっている。 内部監査では、2080年までにネオムを「最終状態」にするための資本支出が8.8兆ドルと推定されており、サウジアラビアの年間予算の25倍以上となっている。監査ではまた、幹部が利益の仮定を高く設定して費用を隠蔽していたことも明らかになった。王太子は、内部収益率をプロジェクトの収益性を評価するために使用することを奨励していた。監査結果にもかかわらず、ネオムのスポークスマンは、プロジェクトが軌道に乗り、実際の進捗を示していると主張している。プロジェクトの第1フェーズは2034年に開業予定で、The Lineの最初の半マイル区間、スタジアムを含む、が完成する予定である。
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The one Neom project that’s actually happening: an absurdly gigantic palace