ヨーロッパとアメリカにおけるオン・ザ・ジョブ・サーチ:予防的動機とジョブ・ラダー動機
雇用主間(E2E)の転職については、これまでに多くの研究がなされてきたが、こうしたデータだけでは、転職の原動力となる要因――誰が転職活動を行い、その理由は何か、そして転職活動がどのように転職につながるのか――を明らかにすることはできない。 ECBおよびNY連銀の消費者期待調査から得られた新規のパネルデータを用い、我々はユーロ圏11カ国および米国を対象に、在職中の求職活動(OJS)とE2E異動に関する初の体系的な国際比較分析を行う。 本データには、求職者だけでなく全労働者を対象とした、OJSとその動機(予防的動機としての失業予想、キャリアアップ動機としての給与満足度)を直接測定した独自の指標が含まれている。 その結果、OJSは広く行われており、求職者の大半を在職者が占めており、またOJSはE2Eの転職を強く予測することが分かった。その動機には顕著な違いが見られ、欧州では予防的な求職が主流であるのに対し、米国ではキャリアアップを目的とした求職が主流である。OJSは極めて持続性が高く、40%の求職者は新しい職に就いた後も求職活動を続けている。